行ってきたので軽〜くレポ。
入場式は獅子一色、高木、澤、西調布MINORU組合が拒否。
それでも人数多し。チケット値上がりするたびに選手も増える。
OP映像は「Eピース」……大航海時代ってそういうことか。
今月は競合団体がないのに客入りが良くないと思ったら、深夜のオールナイト興行666に向けて体力を温存する人が多かったと判明。そりゃ、須山さんも来ないわけだ。
第1試合
大家慶次郎&趙雲’骨’子龍&猿飛恭介 VS 山田太郎&鎌田大輔&吉野達彦
獅子殿出直しの第1試合。かと思いきや、本人の意志ではなかったらしい。
「こんな扱いを受けるとは……もう、帰る!」
と泣きながら会場出口に向かおうとするのを獅子一色と獅子民が必死で止めて試合スタート。
クルゲーに続き、吉野がいい。ドロップキックが美しい。
(業界での評判が芳しくない)ガッツワールドでなければもっと活躍できるのになぁ、勿体ない。
鎌田は見た目でかなり損をしている。髪切ればもうちょっとましになるかも。
今の髪型は佐々木大輔とかぶっているうえに(名前もだ!)、佐々木大輔が男前だからつい比べてしまう。気の毒だがしょうがない。
フィニッシュは山田がつかまり、骨がコーナーから忍術のようなもの。クラッカー的な何かと見紛う獅子殿の炎の朱槍が炸裂し、まだまだ獅子一色は続くと「頑張れ、俺!」で〆てご機嫌で退場。6/6獅子一色興行のPRも。
吉野は「タイミングを失った」とぶつぶつ。もっと大きな声で言わなきゃ伝わらん。
第2試合
藤田MINORU&アミーゴMINORU VS 高尾蒼馬&平田一喜
DDTの平田をはじめて見た。昔の宮本裕向に似ているなぁ。高尾ほど見た目は派手じゃないが、動いてみるとやっぱりDDTっぽい新人。妻木がユニオンっぽい新人である、という意味と同じで。藤田ミノルもとっくにキャリア10年こえた選手になってるんだよな。試合の流れを作るのがうまい選手になったなぁとしみじみ。
第3試合
田村和宏 VS CHAN・MINORU
映像で見ても先月の「お前はアミーゴ鈴木改め鈴木MINO…あ!」はおかしすぎる。普通に考えればあたりまえのように田村が勝てる試合だが、アミーゴMINORUの介入もあって苦戦。しかも途中で「ヒート」のテーマ曲がかかり、ヒートのマスクをかぶった、どう見ても藤田が登場。ミノルフェチの田村としては、ヒートも許容範囲らしく思わず感激したところにサスケだまし。完敗。
先月取り上げられてしまった、稔の切り抜きや雑誌が満載のドラゴンボールのアルミケースは試合で使われぼこぼこに。
藤田はここでCHANとアミーゴにお説教。「なんでお前ら、コスチュームあわせてんだよ!」(同じ迷彩柄だった)
そして田村がヒートのマスク(本物)を持っていることに気づいた藤田は「返せ!本物なんだから!」。
田村「お前こそそれ(アルミケース)返せよ!」
結局、交換などしてくれる筈もなく、どっちも取り上げられてしまう田村。来月は3対1とか言っていたけどどうなるんだろう。
休憩後
来場者数128名
第4試合
CMLL認定KO-Dタッグ選手権試合60分1本勝負
高木三四郎&澤宗紀(王者組) VS 柴田正人&末吉利啓(挑戦者組)
三四郎は入場してくるなり
「今まで俺たちは工場、公園、公衆トイレなどで防衛戦を行ってきた。なんで今日はリングなんだ? (向かいの)ガストでやらせろ!弥武さん、どうなんだ!」
弥武氏「すみませんがここは賃貸物件でございます。ガストまで行かれますと、苦情が不動産屋さんにいってしまい、田村さんに伝わってしまうとスタイルEの存続の危機に……」
三四郎「田村さんって誰だよ」
弥武氏、壁に貼られたジム主催者の写真を指差す。
三四郎き、潔司ぃ〜!」
試合はそれでも破天荒な流れに。場外では澤がジムにあった「縄跳び」を使用。といっても相手を殴るのではなく、自分が縄跳びをしてその縄を相手にぶつけるという、小学生なら先生に絶対怒られる攻撃方法。三四郎も悔しくて真似をする。そして「ガスト行くぞー!」。これは、弥武氏が「ガストは試合後に行ってください。」と身体を張って阻止した。大人げない大人も、真の大人(そして潔司)の前には屈せざるを得なかった。
とはいえリング内でも柴田の巨体を相手にしてもまったく動じない二人に末吉も苦戦。最後は三四郎が柴田をシットダウンひまわりボムで撃破、防衛に成功。
「ネットで調べたらお前ら、ほとんど組んだことないじゃないか!」と三四郎。まぁ即席タッグだったのは皆知っていたが、西調布でKO-Dタッグ選手権試合が行われた意義は大きい。スタイルEはじまってから、他団体のベルトをかけての試合が行われたのは初めてなんだから。
メインイベント
竹田誠志&佐々木大輔 VS 高梨岩兵衛&安部捨丸
先月の獅子殿陥落に激高し竹田に噛み付いたのは安部だった。というわけで早速組まれた安部と竹田の因縁試合。最近の戦績でいえば竹田vs安部は竹田の2連勝だが、実はその前のタッグマッチで竹田は安部から2度フォールを奪われている(それが西調布ハードコアへの布石となった)。デビューは竹田のほうが早いが、安部にはいろいろと竹田に思うところがあるようで、何かと噛み付く、とても良いライバル関係だ。(ちなみに矢野啓太も竹田のことはライバル視している傾向)
先発は高梨と竹田。竹田をイライラさせる作戦に出たのだが、竹田は隙あればコーナーの安部を殴る。ほとんどリング内だけでの攻防だったが、竹田と佐々木大輔のコンディションの良さが際立つ結果に。安部に先月ほどのキレはなかった。それどころか竹田との差を見せつけられ、試合後は安部は立ち上がれないほどのダメージを負ってしまった。
竹田に挑発された安部だが立ち上がれない、マイクも持てない。高梨が代わりにマイクを握ると
「安部、先月こいつに噛み付いたよな。だったらうつむいてないで、最後まで噛み付けよ。西調布の捨丸は、いつもの安部とは、って『いつもの』って意味わかんないけどよ、違うって所をみせてやれよ!」
高梨は安部に自分とのシングルを提案。「俺に勝って、竹田の前に立て!」
安部は高梨に張り手。よく考えると
高梨は安部のデビュー戦の相手もしていたんだった。
熱いなあ。獅子一色が獅子殿だけではないことを再確認させられる。
獅子一色が引き上げた後、竹田がマイク。「誰でも噛み付いてこい!」と、佐々木大輔がDDT。誰でもといったくせに、突然のことでむっとする竹田。
「こうやって若い奴がどんどんかみついてくりゃいいんだよ」
客席がざわざわする。竹田、お前もじゅうぶん若いぞ。
竹田はこのざわ……ざわ……が理解できなかったらしく、
竹田「俺変なこと言った? ああ、俺も若いって? そうか。」
と納得。
この竹田の人柄は愛されるよなぁ。
とりあえず、来月は竹田vs佐々木大輔(タイトルマッチ)、高梨vs安部のシングルはほぼ決定。
次回は5/15同場所同時刻。
今回も面白かった!