18時会場着。昨年もそうだったが、3000円ということもあって当初の入りは鈍し。しかしその昨年のビアガーデンはメカ浩子の登場とかあってすごいインパクトを残したのだが、今年はどうだろう。
首コルセット姿のisamiと浴衣のザンスー代表(ホンホン。)がフードを売り歩く。
ビールと焼きそばとから揚げと枝豆ですっかり満腹になっているところで試合開始。客席もその頃にはいい具合に埋まっていた。
18:50頃にリングの照明が落とされ(ミスで)新藤がいきなり前説に。ユニオンでは初の前説に困る新藤、竜剛馬を連れてくるととりあえず「ショア!」。新藤曰く本日の試合ではヌルヌルした液体やビールが飛び交うことが予想されるらしい。そして小笠原先生は既に泥酔状態のため、場外乱闘も大変な危険が予測されると。先生ー。
そしてスタート、ザンスー代表とisamiが挨拶。isamiは改めて手術が成功したことを報告し乾杯の音頭をとった。
第1試合 田村和宏&○宮本裕向vs趙雲子龍&小仲=ペールワン×
アックスボンバーズのテーマと斧爆弾Tシャツで入場してきた田村&宮本。田村はSTYLE-Eのベルトも持参。コーナーに逆立ちするコナペーと手を組んで構えている趙雲は絵になる。ある意味、アジアタッグ。
非常に豪華でこの試合が第1試合なんて、なんという贅沢。しかもビールつき。
宮本と趙雲は案外今までやってそうでそれほどやってない顔合わせじゃないだろうか。どちらも瞬発力がずば抜けて高く、スピーディーな攻防は見ごたえがあった。田村はカンチョーしたり、フランケンやったりとプロレススタイル全開。かと思えばコナペーに重い蹴りを叩き込んだり、趙雲の中華式619をヒールホールドで切り返したりと随所に見せる技も光る。こういう攻防、石倉とやってくれてもいいんだけどなあ。
最後はコナペーが捕まりフォール負け。そういえば今日のコナペー、いつものツバ吐きをやらなかった。客が食べているからだろうか。
暑さもあってコナペーの白いペイントが大量に剥落。試合後、竜剛馬がショアショア言いながらリング上を第1回清掃に入る。
第2試合 マスカラ・コントラ・鬼畜 鬼畜・ド・スーパースターvs726&健心
よくわからない鬼畜と726の抗争。とりあえず726も健心も鬼畜のマスクで登場し、その後KUDOのコスチュームを着た鬼畜ド・スーパースターが登場。2対1で不利なままKUDOと思われていた鬼畜のマスクを726がはがすと、中に入っていたのは高梨。
726「うすうす気づいてはいたけどよー、KUDOさんはどうしたんだよ」
高梨「KUDOさんはこの試合がどうしてもイヤだって言って帰ってしまいました」
健心「帰ってしまったんならしょうがないな」
と、その場にいないなら仕方ないので鬼畜の所業を暴露大会へ(趣旨が変わってきた)。
高梨「そんなこと言っても僕、お母さんに携帯買ってあげたとか、電話代払ってあげてるとかそういう良い話しか知りませんよ」
と無難に逃げる高梨だったが、726は「今度実家を出て一人暮らしをする」、健心は「合コンでアロママッサージ」という荒業を披露。すると再びKUDOのテーマがかかり、タオルをかぶった本物のKUDOが登場。タオルをとると黒い鬼畜ペイント入り、そして毒霧。
客からの「アロマ」コールの中、
KUDO「お前らとはリング上で絡みたくねえんだよ!」
理由は言わずもがな。
結局「リング下ならいいんですね?」ということでステージ上の客席での合コンを開催、しかしアロマネタで一気にドン引きしてしまった女性ファンがテーブルに近づくことはないまま次の試合へ。
第3試合 ○ヤスウラノvs大家×
前日のビアガーデンでヤスに携帯電話を奪われた大家、ヤスはさっそくそれを持って入場。
試合はいつもの大家というか、相変わらずちゃんとできているのかできていないのかよくわからない大家の試合。とりあえず、スタミナも技のキレもウラノが3倍くらい上回っていた。
ヤスは相変わらず女子の声援多し。するとユニオンのたちの悪い(褒め言葉)客は「おおか~け~ん~」と低音で声援。恐ろしい応援合戦になってしまった。それでもやられつづける大家。
誰かがケン・片谷ボードの「片谷」の部分を折り曲げ、「ケーン!」と応援がはじまり今度はケンコールへ。もはやなんでもあり。
ヤスはいつもの首締めとかチョークスリーパーへいき、松井レフェリーに注意されると
「大家だからいいだろ!」と、思わず「確かに」と松井レフェリーは悩む。そんな。
ところでこの日、アイスリボンの聖菜とみなみ飛香がチラシを配りに来ていたのだが
みなみ飛香といえば大家健。というわけでこの日も真剣なまなざしで大家の試合を見ていた。そこまでして見るほどの、応援するほどの試合とか選手とかでは以下略。恋とは盲目だなあ。いつか「そういえば大家さんを好きだった時代があった」とのた打ち回る日が彼女にも来るのだろうか。いや、むしろ来なければまずい気が。
第4試合 オガサワランブル
もう、何かがすごかった。最初にケン・片谷が登場すると大音量のケン・片谷コールが発生し、そのあと竜剛馬が出てきてショア!祭りになり、Uのテーマが流れイハシ登場。326は「小笠原先生の自由空間」を破壊しようともくろみファイヤーヘッドを敢行するが、メカマミーが登場しビールをメカボインから噴出させる。326燃え損。
しかしメカマミーもうっかり小笠原先生にビール顔射させてしまい、酒が入った先生はアホのように強くなりばったばったと全員を打ち倒す。
実はここで採用された押忍闘夢ルールというのが、実はスタンディングフォールをはじめ面白ルール満載(ダウンカウントは7)なのだが、あまり生かされていなかったのが悲しい。前に、西調布で見たときは腹を抱えて笑ったのに。まぁこのストームルールにのっとりダウンカウント7が宣告され(といっても1,2,7!だったが)やっぱり先生の世界になってしまったのであった。皆コケまくり。
そこへFireがかかって高偽三四郎が登場、かるく先生を倒して王座をゲット。彼の帰還についての気持ちは微妙だが、意表をついてきたという点では確かにサプライズ。 もちろん、先生は奪還に燃えていた。次は8.26有明での決戦らしい。
休憩時間になり、メカマミーは無料でメカボインからビールを大放出。これはうれしい。
試合を終えた趙雲は厨房に入り中華鍋で野菜を炒める。鉄人のようだ。
新人・阿部と飯伏&イハシのフード販売対決(飯伏が圧勝し先輩風を吹かす)もあったり、と休憩時間も飽きさせない。食べすぎなのにまだハンバーグを食べる。苦しい。
セミファイナル KO-Dタッグ選手権
○中澤マイケル&松永智充vs吉田万里子&チェリー×
そもそも吉田万里子が男子と絡むのが珍しいというのに、相手がヌルブラだからレア度アップというか吉田ファンにしてはたまんねえなあというか。しかし吉田はプロである。この世代の人はやっぱり違うなあ。松永もマイケルも遠慮なく攻撃していたが、すべて受けきっている印象。
ついでにヌルブラはチェリーに対しても容赦なし。キャリアとか年齢(あ、殺気が)ではヌルブラが圧倒的に下回っていることも起因しているのだろう、ハワイ軍とやるかのように真剣に、セクハラがほとんど絡まない男vs女の展開に(腕に股間を押し当てたりのムーブはいつものこと)。
ただ近くで見ていた女子プロファンがヌルブラの反則行為に激怒していた。こういった試合、マジメに見るだけ損な気がするのだが。
吉田が途中で自らオイルを頭からかぶると、セコンドについていた松本浩代、大畠美咲も自らの頭にぶっかけ。ついでに近くの女子プロファンが言葉を失う。ま、吉田も自らが得意とするグラウンドを封じられ苦しい展開になってしまったが、ただ一概に「女子のほうが力弱いんだから負けて当たり前じゃん」という試合ではなかった。やっぱり吉田の世代は体力的なものからレベルm意識まで全てが最近の若手(男女問わず)とは違うなあ、なんてことをしみじみと思った。
メインイベント
○石川修司vs佐々木恭介×
身長差のすごい対決。しかし一歩も引かない恭介は、ひたすら石川とゴツゴツ殴りあう。
場外へ出てもとどまることを知らないから大変だ。
リングに戻っても、恭介の挑発で石川もヒートアップ。最近石川の強さが半端じゃなくなってきた。Kooより石川だよなあ、やっぱり。
かなりきつい攻撃を繰り出しながらも楽しそうな二人。石川が勝ったものの、恭介の価値が落ちたとは思えない名勝負。
「恭介、ありがとう」
マイクを持った石川は来場のお礼、そして恭介との前回のシングルを思い出して感極まる。決着はついたけれども、これからもずっと二人の因縁が続きそうな予感。
最後は全員リングに上がり(isamiも)がんばれ、俺☆で〆。
とりあえず、楽しかったー。