実は666は最近行ってませんでした。
でもまたプヲタ生活を始めようと思って行くことにした。
しかし、相変わらず満員、東西のイスもギッチギチになった上に隙間なく人が座ってる。すげー。
オープニングは、前回も洗脳されただまされやすい宮本裕向が「池田魔II」なるあやしいロックバンドの音楽にはまったという映像からはじまる。あきれるバカ社長他。
「バンド組もうかな~」などと宙を見つめる宮本。しかしセリフは毎度のことながらスティック読み。
第1試合
○怒愚羅vs殺害テラー666×
同期デビューの魔愚羅が心の病とかで欠場、いきなり「試練の一本勝負」を組まれた怒愚羅。そして相手は殺害テラー666。殺害テラーはねぇ。それなりに器用なのもわかっているんだが、それが災いして何も残らないんだな。これはどんなキャラやってもだ。
この日は客席につっこみ女性ファンを襲い、コスプレ姿の日韓にNOを出したり、女性カメラマンを気にしたりとこれまでのキャラクターを崩す動きを見せるも、厳しい言い方をすれば何をしても中途半端。覚醒前の岸和田兄さんだな。そんなわけで、丸め込まれて殺害テラーが負けた。いきなり怒愚羅金星。かどうかはわからないが。
第2試合
本家ショーン・マイケルズvs元祖ショーンマイケルズ
いきなり第2試合目にしてとんでもないものが組まれてしまった。どういうことかと思っていると、ナスティ・ブラックパンサーの覆面をかぶった人がGENTAROの黒ピンクコスチュームで登場。ああ、完璧にショーン・マイケルズっぽい。
あとからもう一人出てきたショーン・マイケルズはリッキーフジ。ロックンロールっぽいところが確かにショーン・マイケルズらしいな。レフェリーは大日本の森島レフェリー。まだ若くて頭もボウズ頭の伸びかけみたいな髪型だ。
だがこんなコスチューム
二人のショーン・マイケルズはいろいろショーン・マイケルズっぽい試合をするのだがアメプロに精通していないファンも多くあんまりドッカンと沸かない、というか解説の姐さんが「俺はボス(ビンス)を知ってるからね~」と気まずそうな表情だったり言葉だったりを発するのが嫌味っぽくて面白かった。図らずも姐さんの本性を見てしまったところで、見せ場の両者スイート・チン・ミュージックの前フリへ。と、ここで「No Chance in Hell」がかかってスクリーンにビンス登場。日本語字幕が非常に適当につけられ、マズいと思ったらしき二人のショーン・マイケルズは
リング上から退散。
第3試合?
突然、この夏6年に一度しか行われないというロクリンピックの開催がアナウンスされる。その聖火がちょうど今日この時間この新木場で、大家健からラム会長に手渡されることに。
なったのだが出てきたのは小仲=ペールワンと金ぴかの衣装をまとったナイスバディなお姉さん。大きなセンスには「FREE NAGOYA」と。
どうやらロクリンピックに666は出場するが、小仲ら名古屋を拠点に活動するGUYZは666の一部ではないぞということをアピールするため、ラム会長に渡される予定の聖火を強奪することをたくらんでいるらしい。GUYZの人らしき2人の選手もお坊さんの格好で登場。
やがて大家健が登場、てれてれ走ってきたところへ小仲が急襲。そこへ青い帽子の趙雲子龍が飛び込み、三つ巴の試合というか乱闘が所狭しと行われたのだった。
姐さん「大家は萩本欽一だったんですね」
須山さん「しかしこの聖火は作り物なんですね」
なんのことやら。
いい加減乱闘もグダグダになってきたところで、もう一つ聖火を持ったラム会長が登場。
ラム会長「大家、身代わりご苦労だったな! お前のおかげで、裏で無事に聖火は受け取ったよ!」
実は大家の持っていた聖火は、GUYZの目をごまかすためのダミーだったらしい。そしてホンモノは無事にラム会長の手に渡っていたというオチ。
唖然とする大家、趙雲、GUYZ。
第4試合 佐藤きゅんは俺のもの、あの人は皆のもの
○みねぴょん&佐藤きゅんvs大石真翔&忍×
666でのみ佐藤悠己は「佐藤きゅん」なるリングネームになるらしい。きゅん……か……
しかし相変わらずメンズ好きをアピールする大石。しかし姐さんの返事はつれない。
佐藤きゅん「僕はあなたたちが……大ッ嫌いだー!」
マイクで叫ぶとそれだけで大ダメージを受ける大石&忍。あまりしゃべれる子ではないらしき佐藤きゅん
ちなみにこの試合は通常のタッチは認められず股間(ちんこ)へのタッチしか認められない。バカバカしいが試合自体のクオリティは大日本の後楽園でも見せる各選手のスピードと高い空中殺法で素晴らしい。ところどころでちんこネタは入るが。
無駄によく撮れすぎる忍の写真
みねぴょんと佐藤きゅんはいつのまに相思相愛になったのか。すっかり仲良く連携を繰り出し勝利をゲット。追い討ちをかける佐藤きゅんのマイク「大ッ嫌いだー!」
そしてお姫様抱っこで退場。
姐さんもすっかり佐藤きゅんが気に入ったようで、次の後楽園でのパートナー(BJWタッグ選手権)を忍から佐藤きゅんにしたいと言って聞かなかった。
ここで休憩。宮本が聞いていた「池田魔II」のCDが発売されるとわかり売店に人が殺到。完売。
メインイベント
○ザ・クレイジーSKB&怨霊&破羅死魔&木高イサミvsジェイル宮本&エース佐野&ゾット先輩&ライデン星野×
だまされやすい宮本の目を覚まさせるために完全決着をつけるということで、イリミネーションマッチ、それもオーバー・ザ・トップロープルール採用。
例によって撮影禁止になったこの試合、しかし宮本らの池田魔IIのペイントが笑える。いや、もっと笑ったのは入場時に流れたどこかのカラオケボックスでロケしたらしい池田氏の「蝋人形の館」のカラオケバージョンだが。ちなみに蝋人形のところは全部「イケメン」に変わっていたが。
先輩はジャージの背中にも一応何か背負っていた。星野もペイント。佐野もモチロン、皆ブサイクだ。
666に久々登場となったイサミがマイクを持つ。
「宮本、久しぶりだな!(暖かい拍手) やっと帰ってこれたのに、お前何してんだよ!
おいゴング鳴らせ!」
マイクを投げ捨て向かっていくイサミだったが、宮本はショルダースルー。そのまま放り投げられ、場外へ転落するイサミ。666復帰戦がいきなり秒殺!!
その後はセコンドみたいになってしまうイサミ。試合は普通のプロレスラーと同じ動きをするバカ社長だったり、佐野に指示されて言うことを聞くフリをして何もしない先輩に笑わされる。
破羅死魔と先輩なんて対決もここでしか見られないしなあ。と思ったら先輩はコーナーに上りいつもの注射器をセカンドバッグから取り出す。さあ打つぞ、と用意したところでロープが揺らされ注射器を落としてしまう。それを拾おうとした先輩はリング下へ落下。失格。
途中、パイルドライバーをくらったバカ社長は動けなくなり担架で運ばれる。怨霊は宮本の攻撃をかわしレフェリーに誤爆させると、そこでイサミが乱入。また一瞬だけ活躍したのちリング下へ放り投げられる。イサミは結果に残らない失格。そのうちに宮本が負け破羅死魔が負け怨霊が負け。(うろ覚え)
666チームが誰もいなくなったと思ったとき、バカ社長が堂々の帰還。何かすごい上着を着ているような。
佐野があわてふためきながら星野を生け贄にして自らロープを越える。その瞬間、頭が真っ白になった。あーあーあー何も見えない聞こえない。
気が付くと星野が3カウントをとられていた。666勝利。
イサミがマイクを持つ。「やっと帰ってこれたのによお。何やってんだよ。お前の力が必要なんだ。もう一回ヤンキー二丁拳銃、復活させようぜ」
と、イサミは一枚のCDを宮本に渡す。
「これは……尾崎!!」
オープニングでずっと流れていた尾崎のオチはここにかかってくるわけか。
分かり合えたヤンキー二丁拳銃。抱き合い握手した瞬間、くせになったのかまた勢いでイサミを投げる宮本。「やっていいことと悪いことがあるぞ!」と笑いながらも目が怒っているイサミ。
青春だなあ。
そんな感じでエンドロールはヤンキー二丁拳銃の過去の試合の映像が流れる。終わってみれば、「イサミお帰り」が裏テーマだった模様。
が……その後の映像で宮本は「尾崎も飽きたな」とCDをゴミ箱へ。そして自らがヴォーカルをとって歌うとか言い出す。
次回予告は宮本裕向CDデビュー編、だそうだ。
さらに5月は怨霊と宮本の誕生日ということもあり、選手がリングへ上がりバースデーソングを。
しかしケーキを運んできた人間がとても怪しいフードをかぶっている。会場が暗転し、気が付くと全員リング上に倒れていた。
フードをとった謎の男は全身コスチューム。レスラー?
すごい飛技を披露してマイクをもった彼は
「おい小澤!15年前の借り、返しにきたからな!」
怨霊はレッスル夢ファクトリー出身のはず。しかしこの覆面男はSPWFの名を口にした。実は怨霊にはSPWFに在籍した時代もあったらしい。
そこでの因縁が15年の時を経て蘇る、というところで本当のエンディング。
大日本勢がレフェリー以外いなかったからか、ゲスト選手も少なくて、gdgdな部分も少なかったのは良かった。実況&解説はなかったことにしたかったらしい第2試合と第3試合も楽しめたし。これまで、愚連隊とか出てたときは、眠いと思ったこともあったしなあ。偶然ながら木高イサミと宮本裕向の再会も見られて非常に満足。この調子で、次もまた行こうと思った。