暑い中カメラをもって行ったわけだが、
電池が足りない(無いのではなく、足りない)……
なので写真はなしです。
ちなみに初観戦の友人を連れて行ったのでルールの説明とか何やらでまったくビールを飲んでも酔っ払えなかった★
ARBがかかり続ける場内。竜剛馬の前説を経て入場式、のようなもの。
石川修司「ユニオンに新しい仲間ができました!」
といってかかったのは真霜のテーマ曲。そして大・大家コール。
※前回のユニオンの大家ランブルで真霜拳號が優勝し、2代目大家健こと大家拳號になったのだ。
K-DOJO時代にいろいろあったイサミは真霜の姿を見ると委縮。リングの隅っこで小さくなる。
「俺は真霜として呼ばれてきた」と唸る真霜に大ブーイング。沸き起こる大・大家コール。
石川「じゃあ、今日は真霜さんでいいですよ」
というものの大家コールは止まらず。真霜レスラー生活でこんな危機(アイデンティティ崩壊)ははじめてだろう。
乾杯し選手たちが引き揚げていくところでもイサミは逃げ腰。真霜と目を合わせただけでリングを降り走り出す始末。どんだけトラウマなんだ。
第1試合 726&妻木洋夫vs久保田ブラザーズ
726は入場式からずっとタイガースルックに身を固めていた。
タイガースのニッカポッカにシャツ、頭にはタオルと虎耳。なぜタイガースなのかというと、
「今日ナゴヤドームに阪神vs中日を見に行きたかったのに、試合が入った」
ということらしい。
それを言ったら地元のクボブラだって
「俺らもドラゴンズ見たかったがや?」
勢いで「燃えよドラゴンズ」をワンコーラス歌ってしまうヒデ久保田。(ヤス久保田は無口)
なんだかんだあって、試合開始。クボブラのうまさが光り、妻木が粘り、726はいつも通り。
5分足らずで試合が終わる。ま、726だからなぁ。
試合後「おみゃーのその格好は何なら?プロレスをする恰好じゃない」と、726のニッカ姿に駄目だし。几帳面なひとなんだろうきっと。
第2試合 ドロップキック特別ルール(だっけ?)
チェリーvsさくらえみ
2カウントもしくはギブアップをうばった時点で10秒内に酒を飲み干せば勝利、というルール。このルールに縁のある(且つ負傷欠場中の)高梨が会場実況をすることに。だが、どちらも酒が飲めるとか飲めないとか聞いたことがないわけで試合はぐでんぐでんのgdgdに。さすがの高梨も、実況となると難しいらしくちょっと初々しい感じだった。決着を見ることなくどちらもべろべろになったところでチェリーのテーマ曲がかかり、小柄なマスクウーマンが登場。チェリーを蹴りとばしノーコンテストに。
さくらが「ちょっとりほちゃん、何やってるの」と言いかけた瞬間蹴り飛ばすマスクウーマン。
「私は、ブラックチェリーだ!」
と堂々の名乗り。
チェリーはこれに対して「ブラックチェリーとは同世代だと思うんですけど」ブーブー。
あと酒が飲めなかったのも本当は法に違反しているからで、そんな正々堂々とは飲めない!とのことだった。えー。
第3試合 木高イサミvs矢野啓太
前回のユニオンでタッグながらみやここクラッチで敗れたイサミのリベンジマッチ、今回は負けても言い訳が許されないシングルマッチでの勝負に。
グラウンドの攻防では序盤からイサミの腕殺しに絞り、大技・小技を駆使する矢野。久々に出そうだった軍鶏もアンクルホールドもすべて読んで切り返す矢野の巧みさにいちいちため息が出る。それほど対戦経験が多いわけでもないのに(たぶん3回目)イサミを研究してきたのか、持って生まれた天性のものなのか。とにかくイサミらしい無鉄砲な攻撃はほとんどスカされ、緻密なパズルを組み立てるように、腕を殺しつつ力とスピードでねじ伏せると、2度目のみやここクラッチin the house*(ここまで書かないとうるさい)で3カウント。
イサミ完敗。
イサミが体重差から来るパワーで押されて負けるとかそういうことは、デスマッチではままある光景なんだけども、テクニックで潰されて負けたのは(先月見てないから)初めて見た。というか、テクニックとスピードこそイサミの持ち味だったはずだ。矢野はイサミの土俵に立った上で勝ったのだ。
そんな驚嘆をよそに矢野はマイク。
「兄さん、水臭いじゃないですか。撤退宣言したばっかりなのに、1カ月で呼び戻されて。最後の技、みやここクラッチin the house*は、ボクのオリジナル技」
「ボクのことを悪く言うのは別にかまわない、でも、ボクのママの悪口は許さない」
「歌おうかな~てーっててててて、てててててて♪」燃えよドラゴンズフルコーラス熱唱。これには飲食ブースにいた選手全員がポカーン、売店の準備していたクボブラもあっけにとられていた。
最後のマーを竜剛馬に手伝わせテーマ曲が鳴った後も、矢野はマイクを持つとテーブル席に立って延々と語り始める。
リングアナは矢野のトークを聞きながら休憩してくださいと。矢野がここで言ったのはイサミが15日、千葉でインディーJrのベルトをとったなら、一番に挑戦したいとのこと。あとは……どうでもいい話でした。そんな様子をうひゃうひゃしながらiPhoneで撮影している大社長がとても楽しそうだった。
第4試合 A.YAZAWA vs ケニー・オメガ
またまた、いつものロックンロールデスマッチ。とはいえケニーにケニーらしい表現方法、というものが難しいため、ここはどちらもがROCKがかかるとロックっぽい表現をするというルールになる。
いつもならYAZAWAの「止まらないHa~Ha」がかかるのだが、この日は途中で音楽がおかしくなってしまう。音響ブースにいた(たぶん会場さん)が「ごめん、次何がかかるかわからなくなっちゃった」。これアクシデントかと思ったら、次々とかかるのは盆踊りの曲だったりヒゲダンスのテーマだったり。ケニーがヒゲダンスを知っているのが衝撃だった。バケツに水を入れてぐるぐる回すという単純なチャレンジだったが、最終的にユニオン練習生半村がその水をぶっかけられる。
かと思えばケニーのトペコンヒーロでテーブルが破壊されケニーも負傷するなど突然ハードコアになったりしつつ、狙いすましたところでかかったタイタニックからフィニッシュへ。ケニーは多才っつーか多芸っつーか。変に色がついていないのがすごくいい。
メインイベント 石川修司&諸橋晴也&真霜拳號vs佐々木恭介&円華&入江茂弘
大・大家コールが鳴りやまず、それをいちいち訂正する真霜(かなり困り顔)。試合になっても大家コールはおさまらず、乱闘になってもやっぱり大・大家コール。
円華だけが「お前はそれでいいのか!」とツッコミながらエルボーを打ったり、入江が打たれ強かったりと見どころはたくさんあったものの、フィニッシュは真霜の垂直落下ブレーンバスターに入江が沈む。
試合後石川が「大家さん」と呼びかけ、ついにそれに折れる形で「ユニオンだけなら」大家拳號として闘うことを約束することに。そのかわりK-DOJOでは呼ぶな、と。
これ悪乗りしたファンが絶対千葉でやりそうだけど、フリじゃなく、ほんとにやめてほしいと思う。
ユニオンが異世界なんだから、ホント頼みますよ・・・(やりそうな人の顔がすでに色々浮かんでいる)。
さて大家拳號として新たな一歩を踏み出したことで、イサミも慣れ慣れしく「大家さん!」と抱きついていこうとする……と、真霜の張り手一閃。「あいつだけは別」とのこと。
イサミがかつての抗争相手である真霜にトラウマがあるのはなんとなくわかるとして、真霜にイサミを嫌う要素はどこにあるんだろう? まぁ、ライバルストーリーの途中でイサミが逃げ出したってことなのか。KのトップとしてKを守ってきたプライドもあるんだろうな。
そんなこんなで久々のユニオンを堪能。
試合後、会場の外で大ビール大会になっていた石川と大家拳號は大変盛り上がっていました。
おわり。